2020年1月12日のレッスンレポート

2020年1月17日現在
日時2020年1月12日(日)
場所子安市民センター体育館
参加者セッション(i) 15:00 -16:00 4名
セッション(iI) 16:00 -17:00 3名

レッスン内容(時系列)↓↓

#1  開始の挨拶

#2 ラケットを使ってのボール遊び

#3 バックハンドストローク練習

#4 クリスマスソング

#5 ストロークの総合練習

#6 サーブの練習

#7 終わりの遊びとクロージング



#1 開始の挨拶
いつも通り、Hello Song(参考URL)を歌いました。日本語で「こんにちは。○○ちゃん。/○○先生。元気ですか?はい、元気です。」と会話を始めるのと全く同じように、英語でも同じような挨拶があり、それは「Hello. How are you today? I am fine/good/happy/etc.」であるということを説明。子供たちは現在fineやgoodなどの表現のみを使っておりますが、 少しずつ慣れてきたら、感情表現幅を増やしていきます。幾分オーバーな表現がしやすく、それ故子供に印象が残って覚えやすいのは、sleepy/hungry/sad/angry/tired/excited/etc 眠い/お腹が減った/悲しい/怒っている/疲れた/ウキウキしている などです。色々な感情表現を歌いながら覚えられるチャントはこちら(参考URL)です。

さて、angry/tiredなど上記の中にはネガティブな表現も含まれていますが、Mr.Kei(=筆者)は、子供であればそういった感情を素直に表現して良いと考えます。そして、周りにいる大人や保護者が、「どうしてそういった気持ちになっているの?」と聞くことで手を差し伸べることで、その子が感情の出所を突き止めることをサポートします。このような繰り返しを経ることで、ゆくゆくはその子自身がそういった感情をコントロールすることができるようになります。

※発音のポイント
  • howの発音は最後の【w】を意識します。最後に口を前に突き出して、口をしっかりと丸めて「ゥ」の発音を意識します。
  • areの発音は真ん中の【r】を意識します。
  • youの発音は一音節で「ユゥー」と発音しますが、最後に口を前に突き出して、しっかりと丸めて、「ゥ」の発音を意識します。
  • fineの発音は最後の【n】を意識します。舌の先を少し噛むくらいまで前歯に近づけて「ン」を鼻から発音します。
  • goodの発音は子供たちは大分上手になりました。最後の【d】を意識します。「ド」ではなく「ドゥ」とdの子音の音だけでフィニッシュするようにします。

  • また2020年の目標として、パプリカの英語バージョン(参考URL)を東京オリパラが開催される2020年夏までに歌えるようになるという目標をみんなで立てました。来週はAメロから練習していきましょう。

    そして実際にラケットを握る前に、ラケット使用に関する3つのルール( Three NOT’s rule)を確認しましたが、子供たち自身が日本語で3つとも言い当てることができました。このように日本語で理解した後は、今度は英語で表現できるように練習していくのも、当スクールの大きな方針の一つです。
     
  • #1 ラケット振る際は周りに誰もいないことを確認してから振ること Make sure no friends around you when swinging a racket
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  • #2 ラケットを床に叩きつけない Don”t hit a racket on/to the floor
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  • #3 ラケットを投げない Don’t throw a racket

  • また、この話の流れで、英語で「痛~ぃ」と表現する際は「Ouch!!」と表現するということを復習しました。日本語で「痛~ぃ」は実に頻出ですよね。英語を学ぶ際は、日常生活で頻出の日本語の表現を意図的に学ぶことで、発話の機会を確保し、自信をつけていくことも大切です。この「Ouch!!」は是非お家でも使い慣れるようにお願いします。

    #2 ラケットを使ってのボール遊び
  • ラケットを握る、ラケットを後ろに/下に置く
    grab a racket/put a racket back/down ←開校当初から繰り返し使っている表現です。
    ※grabは幾分難しい単語のように思えますが、ラケットを握る際にtake/get/haveなどより的確な表現であり、当スクールではこのgrabを標準として使用します。grab a sandwichのように他のケースでも広く使われます。

  • Chop Grip の説明 (包丁持ちでラケットを握ること)←開校当初から繰り返し使っている表現です。いつも通りラケット面上でボール突き(当スクールではこれをball-tapと表現します)の練習。これをする際は、この包丁持ちのグリップにて行います。Racket Faceの表・裏を使ってボールを落とさないようにball-tapしますが、手の平・甲の感覚がRacket Faceの其々の表・裏の感覚と同じになることを目指します。テニスのようなラケット競技全般に関して言えることは、道具(ラケット)を自分の身体(多くの場合「手」)と如何に同質化するかが上達の鍵であり、距離感やフェイス面の向き・角度などの感覚はこのように地道なトレーニングで身につけていきます。これまで幼稚園生はこのball-tapがあまり上手にできないでいましたので、今回は風船(balloon)を使ってみたところ、沢山tapできるようになり、自信を深めることができました。逆にお兄ちゃん達には新しい課題を与えました。それはお互いのラケット間でボールを5往復移動させることです。テニスは相手のことを思って、相手が常に打ちやすいボールを打ってあげる所に面白みがあります。こういったペア練習を通じて、そのような態度・意識を醸成していきます。

    ※補足と英語表現
  • Chopの意味の一つとして、包丁で小刻みする、があります。一般的にこの包丁持ちグリップはコンチネンタルグリップと言います。
  • ラケットの面にボールを乗せましょう Put the ball on your racket face
  • (ボールを左手で握っている状態から)手を広げてボールを落として Release the ball from your hand 或いはシンプルに Release your hand
  • 緑の線の上を/沿って歩きましょう Walk on/along the green line
  • ラケットの面を真っすぐ保ちましょう Keep your racket face straight ※厳密に言えば、Keep your racket face parallel to the floor等の方が良いのですが簡易化。
  • おめでとう、○○ちゃん! Congrats, ○○! (補足)congratsはcongratulationsの略で、アメリカ人も多くの場合congratsと短くして言います。
  • よく頑張ったね、○○ちゃん! Good try/Nice effort, ○○! (補足)頑張ったけど結果がそこまで良くなかった時に使う労いの言葉。
  • よく出来たね、○○ちゃん! Good job, Well done ○○ did a good job!(補足)頑張り、結果も良かった時に使う褒めの言葉。


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    #3 バックハンドストローク練習
    これまではForehand shot(右利きの人にとって右側で打つストロークショット)の練習をしてきましたが、今回から初めてBackhand shot(右利きの人にとって左側で打つストロークショット)の練習を開始しました。Backhand shotに関してはひとまず両手持ちを標準として覚えていきます。

  • 最初は手出しの球をone bounce(ワンバウンド)でBackhand shotだけで打つ練習、その次にForehand shotとBackhand shotを交互に打つ練習をしました。フォアハンドストロークの時に教えた動作の原則は、バックハンドストロークでもそのまま当てはまります。それは2パートから成り立ち、A)Ready PositionとB)Swingingがあることを学びました。

    A)Ready Postionをは肩を回して横向きを作り、つま先を横向きにし、膝を曲げることと定義しています。Turn your shoulder/ Toes are sideways/ Bend your knees

    B)Swingingはラケットを下から上に振ること、最後は反対側の肩の上までラケットを持っていくことと定義しています。Swing a racket low to high and over your left shoulder

    ボールを構えてから、ラケットでヒットするまでの動作を「One Two」の二つのタイミングに分けて、「Two」の掛け声でヒットをするようにします。
    その際は、球出しのボールが一度バウンドしてから、再度頂点に達し、その後再度下降し始めるくらいのタイミングで腰の高さで打てるようにしたいです。

    ※その他の英語表現
  • next person wait behind the orange jump rope 次の人はオレンジ色の縄跳びの後ろで待ちましょう ※縄跳びはjump ropeと言います
  • aim at Kirby / aim straight カービー(の人形)を狙う/真っすぐ狙う
  • make it over the net / in the net ネットを超える/ネットに掛ける
  • keep your eyes to the ball / eyes to Mr. Kei 目をボールに向ける/Kei先生を見る
  • three balls each ( / for each) 一人3球
  • one more round もう一周します
  • last two balls あと2球
  • 今回は歌いませんでしたが、head, shoulders, knees, and toesの歌(参考URL)は、この練習と合わせて行うと`Body Partsのボキャブラリーも楽しく覚えられて効果的です。

  • #4 クリスマスソング
    12月の最後のレッスンの際に、インフルエンザでお休みをしてしまった子供がいたので、もう一度クリスマスソングとして、「Jingle Bells」を簡単に復習し、身振りをつけて歌いました。下記に一番の歌詞全文を載せます。ちなみに歌詞は英語でlyrics(リリックス)と言います。曲はこちら(参考URL)です。

    (歌詞 lyrics)
    Dashing through the snow, 雪の中を疾走する、
    In a one horse open sleigh, 一頭立ての無蓋そり、
    O’er the fields we go, 野を越えて、
    Laughing all the way, 終始笑いながら、
    Bells on the bob-tail ring, 尻尾の鈴の音が、
    Making spirits bright, 気持ちをわくわくさせる。
    What fun it is to ride and sing, 駆けながらそりの歌を
    A sleighing song tonight! 歌う楽しさよ!(HEY!)
    Jingle bells! Jingle bells! Jingle all the way! リンリンリン、絶え間なく、
    Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh! おお、一頭立ての無蓋そりで走る楽しさよ! 

      ※補足
  • O’er はOver のことですが、Overのように【v】の発音を入れると、リズムに乗れないので、省略になっています。このような子音の省略・滑落は実は英語の歌でよく起きています。
  • Jingleは自動詞で鈴などがリンリン鳴るという意味がありますが、この用法以外ではあまり使われないです。先週自身のアメリカ人の友人にJingleは他にどういう意味があるのか聞いたところ、CMの中で流れるキャッチ―な歌もJingleというようです。日本のCMの例を挙げると、かの不動産を紹介している「スモスモスモスモスモスモスーモ♪」などもJingleに該当するようです。

  • #5 ストロークの総合練習
    今度はネットの向こうからラケット出しの球をone bounce(ワンバウンド)でForehand shotとBackhand shotを交互に打つ練習をしました。動きがある中でボールを打つ場合に重心が高いとどうしても打ち終わった後に体がクルクルと回ったり、体がそのまま流れてしまいます。そこで、「No Ballerina」「No Figure-skater」のユニークな合言葉で、子供たちの現状の課題をお伝えしました。

    #6 サーブの練習
    まずはいつも通りボール投げです。ボール投げの動作は、横向きの状態から体をひねるという点と、頭の上でボールをリリースするという点で、テニスの一つの技術であるサーブの動作と類似しております。従い、正しいフォームでボールを投げることに慣れさせておくことは大切だと考えます。 身体(下半身)のひねり戻しの動作は遠心力を生み、最終的に手先まで伝わるのですが、この一連の動作をしなやかに、かつスムーズにできると、テニスで言えば”伸びのある”ボールが打てるようになります。英語表現として、”しなやかな”や”伸びのある”と言った場合は、「elastic」という形容詞が使われることも知っておくと便利です。

    その後、実際にラケットを持ってサーブの練習をしました。ボールを利き手の反対の手で、上にあげて(toss)、頭の上でボールを打つことを練習しました。グリップはchop gripで持ち、ラケットを小指の方から入れて、徐々に回転をさせてフラットに押し出すサーブから習得していきます。英語表現として、tossとthrowの違いですが、どちらも投げるの意味がありますが、tossは下投げからボールが上にあがる事象に限定されているのに対し、throwは特に限定のない「投げる」です。手出しで球出しをすることは、hand-tossなどと言いますし、結婚式のブーケトス(bouquet toss)も下投げですね。サーブを打つ前にボールを上に投げることは、まさにこの「toss」を使う事象の好例となります。

    #7 終わりの遊びとクロージング
    ・爆弾ゲームとSimon Says ゲームをしました。

    爆弾ゲームのポイントは片方向からボールを投げ入れるのではなく、四方から投げ入れることで、子供に幅広い視野を持ってもらうことです。15秒の間、四方から飛んでくるボールを避け、最後まで残ることができれば、You’re the winnerになり、途中で当たってしまえば、You are out!となるわけです。子供たちが大好きなゲームとなっています。

    Simon Says も英語表現をゲーム感覚で楽しく学べる子供たちが大好きなゲームの一つです。最初は日本語でしか成立しなかったこのゲームも、英語だけで徐々に成立してくるようになりました。詳しくは右記のリンク(参考URL)をご参照ください。

    ・その後いつも通り、Happy Birthday のメロディーに合わせて、Good bye Songを歌いました。 good bye to you, good bye to you, good bye dear ○○, and ▽▽, and ■■, and ☆☆. Good bye See you!!