日時 | 2020年1月26日(日) |
---|---|
場所 | 由木東市民センター体育館 |
参加者 | セッション(i) 13:00 -14:00 4名 セッション(iI) 14:00 -15:00 4名 |
レッスン内容(時系列)↓↓
#1 開始の挨拶
#2 ラケットを使ってのボール遊び
#3 バックハンドストローク練習
#4 パプリカの練習
#5 ボレーの練習
#6 サーブの練習
#7 爆弾ゲーム
#8 クロージング
#1 開始の挨拶
これまでは、Hello Song(参考URL)の中にある「Hello. How are you today? I am fine/good/happy/etc.」のコミュニケーションだけ行ってきましたが、今回からレベルアップで、下記3つのコミュニケーションも加えました。Q) What’s your name? A) My name is 〇〇.
Q) How old are you? A) I am 〇 years old.
Q) What do you like? A) I like 〇〇s.
年少生はその年齢を考慮すると〇〇の部分だけを答えられれば十分(必ずしもフルセンテンスで答えられなくても仕方ない)と思っていますが、お兄ちゃんたちがフルセンテンスで答えようとしているのを見て一緒になって頑張っています。2月16日に私の帰国子女の友人が応援に来てくれるので、是非上記の4パターンのコミュニケーションを彼と行ってもらいたいと思っています。
#2 ラケットを使ってのボール遊び
まずは、Chop Grip(包丁グリップ)のまま、自分でボールを下にワンバウンド(英語ではone bounce)させて、ネットを越すように打つ練習をしました。この練習のポイントは打点の確認です。ボールが地面についてから跳ね上がり最高点に達したところから、少し下がり始めたところで打つことを心がけます。次はいつも通りラケット面上でボール突き(当スクールではこれをball-tapと表現します)の練習。これをする際は、やはり包丁持ちのグリップにて行います。Racket Faceの表・裏を使ってボールを落とさないようにball-tapしますが、手の平・甲の感覚がRacket Faceの其々の表・裏の感覚と同じになることを目指します。今回も幼稚園生は風船(balloon)を使ってball-tapを練習しました。しかし、前々回・前回に比べてballoonは次第に小さくなっています。来週からまたスポンジボールに徐々に戻していく予定です。
最後に「Team Kids」 vs 「Team Adults」でラケット面上にボールを乗せてネット間を走って次の人につなぐレースをしました。大盛り上がりでした。途中ある子供から「ジグザクに走るの?」と質問がありました。この「ジグザグ」は英語でも使われる表現で「zigzag」と表記され、例えば、in a zigzag course(ジグザグのコース)、またはon a zigzag path(ジグザグの道で)などのように使われます。発音のポイントは【z】の子音です。ジグザグではなく、ズィグズァグのイメージです。
※その他英語表現
位置について Ready 或いは On your mark
よーい Set
どん! Go!
補足ですが、下記励ましや賞賛の表現は大分定着してきました。テニスも英語もゼロベースで頑張っている当スクールだからこそ、こういった励ましや賞賛の表現がたくさん響きあうスクール運営を心がけていきたいと強く思っています。
#3 バックハンドストローク練習
これまではForehand shot(右利きの人にとって右側で打つストロークショット)の練習をしてきましたが、前々回からBackhand shot(右利きの人にとって左側で打つストロークショット)の練習を開始し、今週もBackhand shotを重点的に練習しました。Backhand shotに関してはひとまず両手持ちを標準として覚えていきます。これに加えて、ラケットを構えてからヒットするまでの動作を「One Two」の二つのタイミングに分けて、「Two」の掛け声でヒットをするようにします。 その際は、球出しのボールが一度バウンドしてから、再度頂点に達し、その後再度下降し始めるくらいのタイミングで腰の高さで打てるようにしたいです。
話は少し脱線しますが、自身のテニス関係の友人で2歳の息子にテニスを教えている方がいます。彼に未就学児にテニスを教える際の効果的な指導法にういてその教えを乞いたところ、ひとつのアドバイスとして真正面からボール出しをするというヒントを得ました。今までは斜め45度くらいから出していたのですが、今週はそれを変えて真正面から出してみました。すると明らかに、ラケットでのボールヒット率が高まり、ネットを越す回数も増えました。斜め45度の球出しの場合はボールは縦にも横にも動くためより難しくなりますが、真正面からの球出しの場合は横のブレはなくなります。縦の動きに子供が調節を利かせるだけなので、条件としてより簡単になるのですね。このように今後も子供の状況に合わせて、効果的な指導法を考案し、子供の発達の最前領域を効率的に広げるサポートをしていきたいと切に感じました。
#4 パプリカの練習
2020年の目標として、パプリカの英語バージョン(参考URL)を東京オリパラが開催される2020年夏までに歌えるようになるという目標をみんなで立てて先週から練習を開始しています。今週はAメロの復習とBメロを新しく覚えました。(補足)今週も親御さんも一緒に歌って練習してくれましたが、そういった姿勢が一番子供に勇気を与えます。学習理論に敢えて関連付けて言うと「勢力資源」という用語があります。「教師の勢力資源」という用いられ方で多く目にするのですが、要は「児童は教師の言うこと(倫理観・考え方)に良い意味でも悪い意味でも影響される」といった内容とものとなります。そして家庭で愛情をたくさん受けて育っている子供の場合、学校現場での教師以上に、親の影響をより強く受けるのではないかと、筆者は自身の経験・生い立ちから考えるようになっています。話は戻りますが、要は、この英語という大変難敵なモンスターを攻略する旅路に出た我が子に対して、親御さんが灯台のように常に光を照らして支えていってもらいたいと願っております。特に学齢が低い当スクールのような学びの段階では、支える以上に親御さん自身が率先して英語を喋ろう・頑張ろうとする姿勢を示すことで、子供に大変ポジティブな影響を与えられるという風に考えています。
(歌詞 lyrics)A・Bメロのみ掲載
- Aメロ
Twisting and turning down this road we go, 曲りくねり はしゃいだ道、
Running to the forest where we can play all day, 青葉の森で駆け回る、
The sun shines so brightly on our country town, 遊びまわり 日差しの道、
Someone’s always calling out your name, 誰かが呼んでいる、
- Bメロ
And when summer comes, see our shadows grow, 夏が来る 影が立つ
Always know I will miss you so, あなたに会いたい
Come on , look up , find the first star in the sky, 見つけたのはいちばん星
I hope tomorrow will be sunny , too, 明日も晴れるかな
※英語関連の補足
Aメロ
Bメロ
またこの歌の練習の後、attendance cardのsticker貼りを行いました。子供が好きな絵柄のシールを選んで貼ります。自分が選んだ絵柄の事物は是非英語で言えるようにしたいところです。「ハリネズミ」のシールを取った子供がいました。その場で「ハリネズミ」は「porcupine」は「「ヤマアラシ」でした。正しくは、「hedgehog」でしたので、遅ればせながら訂正させていただきます。「What do you like (in general)?」と聞かれたら、自信をもって「I like 〇〇s.」と複数個は言えるように、少しづつ増やしていきましょう。
#5 ボレーの練習
前回に続き、心機一転効果を狙ってボレー(volley)練習をしました。volleyは今年度の課題に入れていなかったのですが、ストロークに比べて、実にシンプルで、ネットを越しやすいという意味で簡単な部分があるので、今後もvolley練習はゲーム感覚・リフレッシュの目的で入れていきます。volleyは下記の点を踏まえるということを伝えました。volleyの要点
ちょっと脱線しますが、上記で心機一転という用語を使いましたが、学習理論の分野ではこの種の話は「集中学習と分散学習」という比較項目で話題にされます。集中学習とは例えば一日中英語の勉強をして英語の学力を上げようとする、或いはそれがより効率的であると考えることであり、分散学習は一日の中で複数の教科を分散的に学習し満遍なく学力を上げようとする、或いはそれがより効果的であると考えることです。現代では一概にして、義務教育段階での教育現場では分散学習の方が優勢となっておりますが、筆者も然りで、子供の集中力をいかに継続させて多くのインプットをしてもらうかを考える際に、分散学習がより適当と思っております。特に、現状の受講生の学齢と2時間という比較的な長めの尺という条件の下では、分散学習が優勢と考えております。テニスをやって、英語の遊びを混ぜて、またテニスをやって、という繰り返しと、テニスの中でも同じ技術を学ぶのではなく段階的に変化をつけること、また黙々と練習を行った後には、ゲーム感覚で対戦を行うなどの分散を図っています。ところで、SECG稲城本校代表の藤堂に先日「年少生の生徒も最近は2時間最後まで何とか頑張っている」という話を上げたところ、大変驚いておりました。学齢的には1時間持てば大変立派ということのようです。察するに、もちろん分散学習の効果が大きいかと存じますが、子供たち自身の成長に加えて、いつも活動に参加してくださる親御さんのいろいろな場面での励ましがあるという風に理解しており、感謝してやみません。