日時 | 2020年2月23日(日) |
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場所 | 滝ケ原運動場ハードコート(屋外) |
参加者 | セッション(i) 13:50 -14:50 2名 セッション(iI) 14:50 -15:50 4名 |
レッスン内容(時系列)↓↓
#1 ラケットを使ってのボール遊び
#2 ストローク練習
#3 パプリカの練習
#4 Simon Saysのゲーム
#5 ストローク練習
#6 クロージング
#1 ラケットを使ってのボール遊び
一部の受講生が訳あって遅れて参加になりましたので、最初の挨拶は後回しにして、早速ボール遊び(warm-up)からスタートしました。先週から風船tapを卒業し、スポンジボールでのtapに「再チャレンジ」中です。「再チャレンジ」という表現を使っているのは、4か月前の開校当初、初めてこのball-tapに挑戦したときに未就学児生にはハードルが高く、全く歯が立ちませんでした。そこで自信を深めるために暫定的に風船tapを導入し、それを先週から卒業しているという訳ですが、未就学児の子供たちにはやはり今でも引き続き困難さが残っております。そこで未就学児には保護者と交互でtapしたり、床にone bounceすることを挟んだりして、工夫をして行っております。嬉しいNEWSですが、年長の子供に成果が見えました。自分だけで、床にone bounceを挟む形で9回できました。このように、成長や成果は地道な作業・練習の後に、ひょんなタイミングで急に出て来るのだと改めて思い知りました。さあ、次は年少生の子供たちの番です。あるお父さんと会話をしていて気付いたのですが、もしかしたらラケットが重くて身体的に大変なのかもしれません。来週はグリップエンドに近い部分を両手で重ねて持つようにしたり、バドミントンのラケットにて行ってみたりと、また工夫を重ねて挑戦してみようと思っています。補足)小学生のお兄ちゃんはball-tapが上手にできるようになって久しく、racket faceの表裏を使ったり、床に叩きつける逆tapなど、どんどん発展課題を与えています。この練習の中で手首の繊細で、ソフトな動きや、racket faceと自分の手の感覚の同質化を達成していきます。
#2 ストローク練習
初めての屋外でのストローク練習です。天候に恵まれて、実は風もそこまで強くなく、テニス屋外デビュー日としては最適な環境ではありましたが、これまで体育館という練習環境と比べると、やはり風は強く感じられ、地面も少し凸凹しており、やはり子供たちは難しさに直面することになりました。スポンジボールはそもそも屋内用にて使用されるボールであるため、その本来の良さがほとんど機能せず、風の影響をもろに受けます。従い、そのボールの使用を諦め、未就学児も含めてレッドボールを使用しました。未就学児にはレッドボールの打感はきっと重く感じられたと思います。スポンジボールはスイートスポット(racket の真ん中)に当たっていなくても、反発が効いて割と遠くまで飛んでくれますが、レッドボールは未就学児生の現状のパワーでは、スイートスポットを外すと、遠くまで飛んでくれずに、「ドテッ」といった何とも言い難い打感が残り、いつものサクサク感と違うことに内心戸惑ったのでは憶測します。さらに厳しいことに、今回は両側に別の団体さんがplayされており、間仕切りがないことからwaitingの子供たち自身がボール拾いも行いましたが、その際にお隣のコートにも彼らなりに気を使わないといけない状況が重なりました。よって、結論としては、そんな「初めて尽くし」の環境の中(風が強い、床が凸凹、ボールが重い、隣に気を遣う等)で子供たち自身大変苦労をしましたが、そんな中でも最後まで匙を投げずに頑張ったと思い、心から褒めてあげたいと思います。(補足)実は上記の考察には例外があり、この「初めて尽くし」環境にいち早く適応した子供が実はいまして、それは小学2年生のお兄ちゃんでした。日ごろの室内でのストローク練習とほぼパフォーマンスが変わらない形で飄々とこなしておりました。その子にヒアリングを行ったところ、日ごろの体育館は手狭に感じているようで、今日は解放感があり、遠くまで見渡せて、ストロークも思い切って打つことができた、といったような趣旨でした。このヒアリングを受けて、「学齢に適した最適な学習環境の提供」というテーマについて改めて考えさせられました。これまで私は学齢に合わせた効果的な指導法という点では常に思考を巡らし、可能な限り実践をしてきたと自負しておりますが、それも体育館の1/3面という限られたスペース・制約の中で行ってきた思考であったため、この制約を取り除ければより良い成果に繋がるのではないかといった、一種の思案に襲われました。この思案は実際にその通りで、実際にこれから小学校中学年へと上がっていく子供にやはり手狭なのだと思います。より広いコート環境を与えてあげるべきだと思います。それがなかなか叶っておらず、本当に申し訳ないです。
一方、当スクールは英語とテニスの両方を上達させていくことに主眼を置いており、「コミュニケーションのし易さ」・「ホワイトボードその他ツールの活用」という意味で、屋内は屋外に比べて大きな利点があることも良い意味で再確認できました。よって理想は、屋内のインドアテニスコートを手に入れることでありますが、これを直ぐに実現することは難しく、将来課題として肝に銘じ頑張っていきます。現状は1/3面を1/2面に拡大することや、稲城本校スクールへの時折の参加を対策として、小学生のモチベーションや実際上でのイメージを維持させ、やはり基礎固めを行うために屋内体育館に戻っていくことに決定いたします。
余談が長くなり、本題が遅くなりましたが、練習内容としては、お兄ちゃんたちは最初からForehand shotとBackhand shotを1球ずつ交互に打つ練習をしました。未就学児は混乱をしないためにForehand shotとBackhand shotを別々で練習し、その後少し変化を付けて、Forehand shotを2球、Backhand shotを2球交互に打ちました。実は最近未就学児には上記に加えて、もう少しだけ難易度をストレッチさせた球出しを開始しております。これまではReady Positionを終始キープしたままForehandならForehandで打ち続ける、BackhandならBackhandで打ち続ける、といったことを繰り返してきましたが、大分当たるようになってきましたので、1球1球打つ前に、Ready Positionをその都度解除して、元の場所に戻り、また少し横に移動して、レディーポジションを作って、打って、また元の位置に戻る。そういったより動きがある中で球出しをするようになっています。その意味で、最近では「足を動かして!」の意味で「Keep running!」という表現を多用しております。また、 球出しをする側の工夫としては、子供の左右の動きに合わせて一緒に動き、子供の真正面から球出しをTossしてあげることで、左右のブレを排除し、難易度を押さえるようにしております。さて、3月のテーマは「試合/ラリーを楽しむ」です。どこまでできるかわかりませんが、3月の最終週には未就学児も球出しの球ではなく、「生きた」球を一球でも多く「over the net」できるように頑張っていきます。
(補足)またしても余談で誠に恐縮ですが、今回初めて屋外にてテニスレッスンを行ったことをその日の内に稲城本校代表の藤堂に報告をしました。その中で、「①球出しの重要性」と、「②バックハンドストロークは実はフォアハンドよりも簡単(!?)」という2つのトピックになりましたので、共有させていただきます。
「①球出しの重要性」ですが、SECGはまさにこの「球出し」を何よりも大切にしております。球出しは実際に地味であまり楽しくなく、商業的な経営を行っているテニススクールでは冒頭で球出しの時間を少しだけ設け、その後は極力時間を割かないようにし、むしろラリーやゲーム形式練習に時間を回し、レッスン生には毎回「楽しかった」という感想を持って帰ってもらうように時間割・レッスンプランを設計しています。しかし、SECGは球出しにこそ、テニス上達の本質があると確信し、半分以上の時間を割いてレッスンプランを構成しております。「球出しはどうしてそこまで重要なのか?」と問いたところ、正しい「フォーム」を作るためという回答が返ってきました。手出しの最も基礎的な球出しで、「フォーム」を丁寧に確認し、ネット越しからラケット出しする球出しでは、より実践に近づけた形でその「フォーム」を試し・磨いていきます。トッププロと言われる選手もほぼ例外なくこの手出しの球出しを大変重視しているとのことでした。私はこれを受けて、改めて「球出し」の大切さを認識すると共に、お兄ちゃん達とは「素振り」も含めて、丁寧に球出しをこなしていくことで、正しいフォーム固めを進めていきます。年少生は引き続き「over the net」を何よりも大切な目標にし、とにかくラケットにボールを当てるようにとシンプルに指導をしていきますが、来る時にフォームについても言及していきたいと思っています。
次に「②バックハンドストロークは実はフォアハンドよりも簡単(!?)」というテーマですが、これは少し語弊があります。正しくお伝えすると、幼少期からテニスを始めた子供に限定して言うと、その学齢は一般的に身体的に非力なことから、両手打ちを標準とするバックハンドストロークの方が、片手打ちを標準するフォアハンドよりも、フォームが固まるのが早いという意味です。現在4名の受講生全員が例外なくバックハンドの方がフォアハンドに比べてスイングしづらいと漏らしております。それは身体の関節の可動域の構造上その通りかと思います。しかし、繰り返しになりますが、幼少期の子供が片手打ちをする際には、手首のスナップ力や握力も十分に満たないことから、身体的にハードルが高いので、フォアハンドはいくら可動域が広いといっても、力の問題が立ちはだかり、両手打ちでしっかりと支えられるバックハンドの方がより早くに身につくというロジックとなります。つまり、もう少ししたら、バックハンドの方がむしろフォアハンドよりも安定してくる可能性があるということです。
実はこれに関して、私の経験からも解せるところがあります。私は高校からテニスを始めまして、300ℊ程のラケットを振るというアクションに対して、当時既に身体的に十分成熟をしておりましたので、片手でスイングしやすいフォアハンドが直ぐに上達しました。一方、身体の構造上スイングしづらいバックハンドは、フォアハンドと比べて今でもスイングしづらく、苦手意識があります。それは決して私だけではなく、高校くらいからテニスを始めた同士は概ねバックハンドが苦手で、フォアハンドが得意という傾向があります。一方、幼少期からテニスを始めたテニス選手は例外なくバックハンドのスイングがスムーズでフォアハンド並みのスピードで球を返してくるイメージがあります。彼らは当時身体的に非力なことから両手でバックハンドを打つ練習を自然と受け入れることになり、いつしかそれが身体の自然な動きとして自動化され、通常であれば可動域が狭くスイングしづらいバックハンドも何なりと違和感なく振れるようになったという風に結論づけることができます。従い、今は振りづらいと感じていると思いますが、もう少し長い目で見て、楽観的に練習を続けていきましょう。
#3 パプリカの練習
2020年の目標として、パプリカの英語バージョン(参考URL)を東京オリパラが開催される2020年夏までに歌えるようになるという目標をみんなで立てて、今回で5回目の練習です。屋外という環境であまり集中して歌いづらいことと、折角なので青空の下でテニスや身体を動かす時間に多くを割きたかったことなどから、今回は最初から最後まで通しで一度だけ練習し、それ以上は細かく拾いませんでした。驚いたことは、このパプリカに関しては、皆さんご家庭で復習だけでなく、予習もされているようで、初めて到達した2番目のBメロ以降も最初からそれなりに口ずさんでいるように感じました。本当に嬉しく思います。私の持論ですが、暗記科目は別かもしれませんが、英語の言語習得プロセスや自身の興味ある領域の研究・探求という意味では、復習よりも予習の方が大切と感じております。予習をすることで、自分なりの意味付け・目的意識を持って、その後のレクチャーを聴講することができます。幼少の子供にはまだ難しいことは百も承知ですが、このような態度のもと、どうか自分の為と思って、私のレッスンを活用してもらいたいと願ってやみません。#4 Simon Saysのゲーム
ゲーム感覚で楽しく英語表現を学ぶことは、本当に効果的だと改めて思いました。Simon Saysは軽快なテンポで、色々な表現を学ぶことができ、子供たちの集中力も研ぎすまされてました。 Simon Says今回は新たに3番、4番、5番、6番の内容を押さえました。1番から6番までの英語表現は下記のようなものです。
<1番>
鼻/肩/肘/頭を触る
<2番>
足踏みをする/膝を曲げる/耳を触る/背中を触る
<3番>
その場で上下にジャンプをする/止まる
<4番>
指を鳴らす/腕をくねくね回す/ロボットのようなカクカク動作をする/座る
※指が乾燥しているため上手く音が鳴らせないという風に突っ込まれたことには、さすがに笑ってしまいました!
<5番>
つま先立ちする/ギターを弾いているマネをする/瞬きをする/頭を揺らす
<6番>
指をくねくるする/変顔をする/蛙の跳ね方をマネする/目を閉じる