日時 | 2020年3月15日(日) |
---|---|
場所 | 松木公園テニスコートA面 |
参加者 | セッション(i) 16:00 -18:00 4名 セッション(iI) 17:00 -18:00 4名 |
レッスン内容(時系列)↓↓
#1 開始の挨拶
#2 {新導入!} Circuit Training
#3 ストローク練習
#4 Speechの練習
#5 ゲーム練習
#6 クロージング
#1開始の挨拶
Make a Circle Songの歌から、Hello Songの順で開始の挨拶を行いました。この流れは定番の流れで、最近では特に日本語を全く用いずにこなせるようになってきました。また、感情表現の幅を増やすために、今回初めてEmotion Songを紹介しましたが、予習をしていた子供も多かったようで、とてもスムーズにいきました。持論ですが、多くの場合、「予習」は「復習」以上に学習を助ける効果があり、予習をしている場合は、子供たちの目や表情に余裕や自信が見て取れ、その後の講師・教師からのレクチャーが、受動的なものから能動的なものに変わります。今後も無理のない範囲で保護者様にはご家庭でサポートいただき、私もその為に、レッスンプラン・カリキュラムに関しては、計画を立てて、事前に保護者様と共有をしていくことが大切と肝に銘じます。これに関連することですが、2020年度のカリキュラムは既に作成してHPに公開済みで、配布済みの「Attendance Sheet」にも同内容を記載しておりますが、2019年度とは違って、2020年度は月別で英語トピックを学習していく予定です。その際の使用予定となる音源・参考Youtubeに関しても早めに共有・お伝えしていくようにしますので、今しばらくお待ちください。また、余談ですが、練習開始前にある子供から、「(太陽などで)眩しい」は英語で何て表現するのか?と聞かれるシーンがありました。私は大学時代に留学をしている際に、全く同じ質問を現地の友人に尋ねたあの日のことをハッと思い出しました。目の前にいるその子は私よりも十数年も早くに、そういった興味を持ってこの質問に至ることになったわけですが、こういった兆しが出てきている当スクールの現状に関して、手前味噌ではありますが、本当に素晴らしいことだと感じます。保護者様のサポートもあって、その子は今、日本語で言える表現が英語だとどのように表現されるのか、この変換作業に何かしらの前向きな興味を頂いているわけです。10歳にもならない子供にとって、「なぜ英語を学ぶ必要があるのか」というこの種の問いに対して、子供を動機付けられるような回答を親や指導者側が示すことは難しいことと思います。なので、私はその一つの打開策として、その子供が好きな事や、スポーツなどの体験アクティビティーの中で、何とか英語を取り入れて、あわよくば英語にも興味を持ってもらいたいと感じ、このスクールを始めてきておりますが、今回のその子の突然の質問を受けて、自身が信じてやってきたことが子供にもそれなりに正しく伝わっていると確認することができ、大変嬉しくなりました。
長くなりましたが、その子の質問に対して、私は両手を目に当てて少し上を向くジェスチャーを伴いながら「It’s so shiny!」という風に言ったらどうかとお伝えしました。「shiny」などの割と簡単で、汎用性のある用語を使うこと、またジェスチャーをしっかりと伴って「何がshiny」なのか聞き手に分かりやすく伝えることがポイントです。後々考えると「It’s so bright!」の方がより自然で、これを本回答とさせていただきたいのですが、「It’s so shiny!」でも上述のジェスチャーを伴って行えば、確実に伝わります。ところで、大学時代の当時の私が、全く同じ質問をした際に、現地の友人は、「blinding/dazzling/glaring etc」みたいなことを教えてくれたと思いますが、「blinding」はまだしも、それ以外の単語は当時の私にとって汎用性のある単語として使ってきたわけでなく、「glaring」に至っては発音も厄介でしたので、あまり頭に残らなかった記憶があります。もちろん、その際は「両手を目に当てて、少し上を向いて…」などのアドバイスも全くないわけですが(笑)。ジェスチャーを取り入れるという工夫は、結局は自分のサバイバル経験の中で必然的に身に着けたスキルで、英語話者となった今でも、発音が難しい単語や自分の自信のないカテゴリーの話題の中で自分が発言をする際は、相手の表情を注意深く観察しながら、時に単語を言い換えたり、ジェスチャーや画像などを多用して、コミュニケーションをする工夫を今でも取り入れています。ですので、電話会議などでジェスチャーを使うことに制約があるコミュニケーションの際は、私は事前に資料を作って、それを共有しながらコミュニケーションを進めることを鉄則にしております。纏めになりますが、「眩しい」という表現をしたい際に、語彙がネイティブと比較して少ない日本人(私たち)の当座の取るべき対応・考え方は、自分としてしっくりくる、「so shiny」や「so bright」などを使用すれば良く、「両手を目に重ねて、少し上を向いて…」というジェスチャーで補完をすればひとまず良いと私は考えます。相手がそれでも理解していないと感じられれば、「Because it is against sun./なぜなら太陽に逆光しているので。」等と補足説明をいれます。この補足説明で使われている単語はどれも簡単で頻出のものですよね。つまりここがポイントです!
#2 「新導入!」 Circuit Training
前回の指導報告書でもお伝えしましたが、毎回「Warm-up」の時間に行っている「ball-tap」は当スクールに在籍する最年少の年少生には、その身体的な発達の段階を踏まえて難しいと判断をし、長い目で見ながら引き続き練習をしていくものの、決して毎週行わなくても良いと感じるようになっています。今回この判断を指導者としてするまでに幾分時間が掛かり過ぎてしまったことは反省点であり、この点お詫び申し上げたいです。そこで今週から新導入をし、しばらく継続してみようと思っているのは、「Circuit Training」です!「Circuit」は例のカーレースの会場である「Circuit」と同じ意味なのですが、トレーニングを円周上に配置し、時間を区切って、様々なトレーニングをローテションしていくものとなります。トレーニング種類を分散させることで、集中力が持続させるというメリットはさることながら、トレーニングで鍛える筋肉もずらしていくことで、前のトレー二ングで鍛えた筋肉疲労を回復しながら、次のトレーニングで新たな筋肉を効果的に鍛えることができます。これは私も高校のテニス部時代に毎日1時間くらいやっておりましたが、そのお陰で大分フットワークが鍛えられました。今回は、ラダー(ladder)/コーン(cone marker)/バランスボール(balance ball)を導入してみました。また、参考にしたトレーニング動画も貼っておきます。現在、動きがある中で、生きた球を打ち返す練習をしているのですが、お兄ちゃんたちも含めて身体のブレが目立ってきております。テニスとは、動いては、止まって打つ、また動いて…という、「動」と「静」が組み合わさるスポーツで、フットワークに対して求められる水準は他のスポーツと比較しても非常に高い(タフ)です。この「Circuit Training」を継続して、確かなフットワークを身につけていきましょう。#3 ストローク練習
今回は屋外での練習でしたので、いつものスポンジボールではなく、レッドボールを使用しました。また、コートのサーフェスがオムニコート(砂入り人工芝)で、前日まで大雨が降っていた影響から、ボールも少し湿気を帯び、前回のハードコート以上にボールの反発力を利用しづらく、お兄ちゃんたちも含めて、遠くに飛ばすこと、「over the net」をすることが難しかったのではと憶測します。ただ、風に関してはほぼ無風で、コートも平ら(笑)でしたので、そういった前向きな要素もあり、子供たちのパフォーマンスに関しては概して、前回のハードコートよりかは、少し手応えがあったように感じました。ただ、屋外で練習するのもまだ2回目ですので、引き続き難しさが残って当然です。直ぐに成果を追うことなく、地道に努力を続けていきましょう。#4 Speechの練習
いつもならこのタイミングで「Paprika」を歌うわけですが、今回はSpeechの練習をしました。急な展開でびっくりさせてしまったかもしれませんが、3月29日の年度最後のレッスンでは、修了式(Completion Ceremony))を行うことにし、その中の証書授与(Certificate Award)のイベントの中で、子供たちには英語でSpeechをしてもらうことを計画しております。スピーチの内容は、これまで子供たちと練習してきた表現(挨拶・名前・年・好きな事)に加えて、保護者へ「感謝」を伝えるというのがテーマとなっています。この「感謝」ですが、私としては親元を離れる前の子供にはこの「感謝」を何よりも大切に意識してほしいと強く願っており、その意味も込めて、2020年度の「Attendance Sheet」の右上にも記載して、子供たちの目に直ぐにつくようにと配慮しました。このように考えるきっかけとなったのは、やはり私が大学時代に英語習得に挑戦していた頃に遡ります。そこで私が気が付いたことは、社会人ならまだしも、社会人になる前の学生時代から既に、人間関係は利害関係「Give & Take」の上で成り立つ可能性があるという現実の厳しさでした。つまりは、私は英語を沢山勉強したいと思って、外国人や留学生に「今何ていったの?」みたいな感じで、自分の知らない英語表現に出くわすと、ノート片手に、本当に頻繁にこの種の質問をしていました。これは文字通り「Take」の行動に値します。しかし、「Take」が多すぎると、人間関係はバランスが崩れて、継続していきません。私の例に話を戻すと、「Mr. Keiは勉強熱心なのはわかるが、会話をしょっちゅう止めて、少し厄介だな。」という風に思われ、次第にあまり相手にされなくなってしまいました。そこで、私は自分にできる「Give」は何かを考えるようになり、そこで具体的に思いついた2つの戦略を実行しました。一つは「寿司パーティーの開催」、そしてもう一つは「テニスを教えてあげること」でした。お寿司は今や世界中の誰もが愛するものとなっておりますが、作り方もいまいち難しく、また外食するには学生にとっては高価で、留学生の友人の多くはお寿司にありつけない状況でいました。私は特に巻き寿司をその場で作って提供することを得意とし、良く開催しておりました。巻き寿司は「見せ場」が沢山あります。「飯台(寿司桶)」の中で「シャリ」に「酢」を混ぜるわけですが、そこで登場するのが、「しゃもじ」と「団扇」です。この時点で、大体の外国人留学生は、「Mr. Keiと友達で良かった~」と既に思うわけですが(笑)、私のパフォーマンスはまだ序盤も序盤でこの後加速します。その後、「シャリ」を均等にしいて、「巻きす」という如何にもプロフェッショナルな道具を使って、外国人が大好きなサーモンをこれでもかと言わんばかりの厚切りにして巻いていきます。ちなみに、嗜好的・環境的な理由もあって、欧米の方は「マグロ」よりも「サーモン」を好む傾向が強いです。その後、「巻きす」を指先だけの絶妙な力加減で握って、のり巻が遂にその姿を初めて現すのですが、この時は大体すごい歓声があがります。この時点で、Mr.Keiは既に彼らにとって、あの憧れの寿司をプロの寿司職人並みに提供してくれる「貴重な人材」として認識されております。まだ終わりません。包丁を先端から指すようにして入刀し、のこぎりのように前後に動かしながら徐々に切り下していきます。そして一番のクライマックスである断面図の披露に移るわけですが、サーモンの圧倒的な面積を、周りから謙虚そうに囲むシャリ、この黄金比率を見て、Mr.Keiが彼らの「永遠の友人」として認識されることは想像に難くないでしょう。一度手本を見せてあげたところで、会場にいる外国人の誰かに「挑戦してみたいか?」という流れに持っていくのですが、そういった挑戦者の多くは「シャリ」を入れすぎて、「巻きす」で巻いていく後半の頃には、「シャリ」がはみ出ます。「巻きす」を最後に握る際も、リンゴを潰すかぐらいの指力で握ってしまうため、丸形とは程遠い、三角形みたいな形になります。包丁で切るパートが実は一番難しくて、あまりにも細く輪切りに切ろうとしたり、一思いにザクっと切ろうとすると、巻き寿司が潰れてしまいます。 このようにして、Mr. Keiはなんとか「尊厳」や「存在の価値」を保っていたといったら、言い過ぎかもしれませが、「テニスを教えてあげること」も含めて、自分の得意分野に特化して、「Give」を考えて、実践しておりました。 話は長くなりましたが、「なぜ子供に保護者や指導者への感謝を持ってもらいたいか」を私が強く願っているかという本題に戻ると、子供が今できる「Give」というのは、少々上から目線の言い方になるかもしれませんが、「感謝をすること」しかないと考えるからです。当スクールに来ている学齢の子供であれば、今は断然「Take」の段階にあります。Mr.Kei先生も含めて、保護者や幼稚園・保育園・学校の先生から沢山のことを「Take」してもらいたいと思っています。ただ、その境遇を当たり前と思わずに「感謝」という形で少しでも「Give」していこうとする意識を持つことと、持たないことでは、大きな違いがあると信じています。
#5 ゲーム練習
今回も前回に続いて、Mr.Kei先生のサーブからスタートする本格的なゲーム練習を行いました。4ポイントの数え方(Fifteen Love / Thirty Love / Forty Love / Game)や、1ポイント毎にサーブ/リターンの位置を変更することを押さえ、試合後にはちゃんと握手をしました。また、これに加えて、「Out」と「In」の境界線も押さえました。試合をしていない子供の何人かは、その間「Circuit Training」に勤しんでおりました。余談ですが、レッスンの効果的な運営としては、個別指導と全体指導をバランス良く行うことだと感じておりますが、このゲーム練習は、現状子供同士でラリーをできる技術に到達していないため、どうしても1対1の個別指導となってしまいます。その間、待機をしている子供が、「Circuit Training」などを自発的に行ってくれるようになると、指導者として大変やりやすくなると感じました。#6 クロージング
今日はどんなレッスンをしたかを、子供に確認する形で一緒に振り返りました。 その後は新しいチャントDays of the weekに合わせて「さようなら」を言いました。歌詞/Lyrics
Sunday lalala Monday lalala Tuesday lalala Wednesday, Thursday lalala Friday lalala Saturday that makes a week (繰り返し)