2020年6月21日のレッスンレポート

2020年6月22日現在
日時2020年6月21日(日)
場所長房市民センター体育館
参加者セッション(i) 15:00 -16:00 4名
セッション(ii) 16:00 -17:00 4名

レッスン内容(時系列)↓↓

#1 ウォームアップ

#2 ストローク練習

#3 ボール運びのゲーム

#4 ストローク・ラリーの練習

#5 サーブ・ボール投げのゲーム

#6 クロージング



#1ウォームアップ
当八王子分校では稲木本校が掲げるコロナ対策を徹底しながら、6月7日より暫定的に開校をしております。

久しぶりの体育館でのレッスンでしたので板書も活用しました。驚いたことはやはり子供の良い意味での鈍感力です。英語を「話す・聞く・読む・書く」の4技能に分類した場合に、これまでは「読む・書く」にそこまで力を入れてこなかったのですが、この度上記写真のように何事もなかったかのようにすらすら板書を始めたわけですが、私の目線で見る限りは、子供たちは特に動転するどころかいつもよりも注意を向けて聞いてくれたと感じました。練習の後には、遊びの要素が強いゲームが待っており、その次はやはりまた練習、その後には…、そういったことを板書してチェックボックス式に時系列でチェックを入れるようにしたところ、この工夫が子供ながらに見通しを立てることに寄与したのか、2時間特に集中を切らすことなく終始し、この半年の中で一番良いレッスンができたと感じました。(というか、直近3回のレッスンを見る限り、毎回毎回のそのレッスンが、効果・成果を一番良くあげられていると感じられ、右肩上がりに推移してきていると思っています。)

押さえた英語表現は下記です。
  • straight  ネット越しに真っ直ぐ返すこと
  • cross ネット越しにクロスに返すこと
  • cautions 注意事項(レッスンを安全に進める上で定期的に子供たちに“not-to-do rules=やってはいけないこと“を振り返っています)
  • net ポイントは発音です。カタカナ英語と英語の発音がどんなに違うかを子供なりに体得することが大切と考え、開校以来しつこく言っております。
  • court ある生徒がこの表現を口にしたので、netと同じ文脈で発音に注意して取り上げました。
  • schedule 日本人的にはこのscheduleは予定(カレンダーの中の特定の日のアポイント)みたいにして捉えられますが、英語の文脈ではその日のイベント・プロジェクトの中でのタイムラインみたいに捉えることもあり、こういった違いに慣れておくことも今後国際人として必須の感覚でしょう。

  • 少し余談が長くなりましたが、内容としては下記を実施しました。
  • Baby Shark の歌に合わせてコート上を走りました。この歌ですが、先日開幕したNPB(プロ野球)の巨人対阪神の中で、打者が変わる際のBGMとして使われていました。NPB、良いところに目を付けましたね!
  • Ball-throwing ボール投げ(横向きでストロークの体感移動を意識して)
  • Ball-tap and Ball-transfer ボールをラケット上で突くことと、ペアになってボールをラケット面上を移動させること


  • #2 ストロークの練習
    未就学児とお兄ちゃん達グループに分けて、難易度に配慮をしながら、球出しにてストロークの練習をしました。室内はスポンジボールが効果を発揮しますので、とりあえずラケットにあたればネットを超す可能性が高くなります。未就学児にはこの「over the net」の成功体験をこれでもかという程積ませてあげたいです。未就学の生徒の一人の話を少しさせていただくと、彼女のスイングは所謂「elastic=しなやか」で、もしかしたら他のどの生徒よりも脱力しながらしなやかに振り切れているのではと感じています。この後、ボールとの距離感が掴めてきたら、第二の「大阪なおみ」になることも過言ではないと思います。そもそも未就学児が鉛筆を持って5cm先の紙に字を書くことだけでも、空間認識力の観点から難しい作業ですよね。テニスラケットで考えると少なくとも30-50cm先の空間認識力を求めているわけですから、これは未就学児に取ってとても難易度が高いということになります。

    お兄ちゃんたちはフォアハンドであれば優に体育館の反対側の壁の天井に届くくらいのショットを打てるようになってきました。ですので、苦肉の策にで、バックハンド集中特訓に切替えて、距離を出すことよりも、フォームを固める方向に練習の焦点を置くようにしました。

    #3 ボール運びのゲーム

    ここで言う「ボール運び」とはラケット面の上にボールを乗せて運ぶことなのですが、テニスの本質を理解する上でとても重要だと信じて定期的に行っています。それは、ラケット面の感覚(上を向いているのか、少し斜めになっているのか、下を向いているのか)と、掌の感覚を同質化させることが大切、ということに行きつくのですが、小学校3年生になるお兄ちゃんは漸くこれが出来るようになってきました。よって、ストロークの軌道も少しずつ安定してきているのです。一方で、小1の生徒はこのボール運びがまだ上手くできません。従い、ストロークの軌道も安定せず、球を打った瞬間に地面に直撃したり、ネットを超す前に天井に当たるような軌道を見せます。ただし、これは偏に掌の感覚センスだけで語るのではなく、身体的な発達の違いから、ラケット持つ筋力が十分ではない未就学児には物理的に難しいということも十分に踏まえてあげる必要があります。

    長くなりましたが、ゲームの内容としては、Team Kids vs Team Adultsで5分間でリレー方式でボールを一定の距離の先にあるそれぞれのBasketの中に入れるというゲームをし、見事Team Kidsが勝利をしました。

    #4 ストローク・ラリーの練習
    ゲーム(遊び要素の強い)の後にやってくるのは、試練です。こういった世の中の摂理は、いくら未就学児とは言え、早いうちにそれなりに自覚をしておいて損はないでしょう(笑)。未就学児チームはひたすら地道に練習をします。一方でお兄ちゃん達はボレー対ストロークのラリー形式にて、生きた球を打ち返す練習を初めて導入してみました。最初に球出しで送られてくる1球は返せるものの、2球目以降の生きた球では難易度が一気にあがります。テニス経験者なら誰もが通る登竜門です。そうはいっても3往復くらいは続きましたでしょうか。これは上出来なスタートだと褒めてあげたいです。

    #5 サーブ・ボール投げのゲーム

    ネット越しの所謂サビースエリアという言われるところに、長方形のボックスを作り、そこにサーブを入れるゲームをしました。ラケットを使わずボールを投げることも可としました。子供たちで30球を入れるという目標を立てて挑戦。結果は40球を超え、大幅に目標を達成しました!

    #6 クロージング

    いつもの「Days of the week」を歌う前に、6月の課題曲であるDo you like ○○?①を紹介してみんなで歌ってみました。この歌を聞いて思うことは、①英語学習の本質は楽しむこと、②人類や科学の発展は「組み合わせ」であることの2つです。色々なシリーズがあるので是非聞いてみてください。そして、いつもの「Days of the week」を歌いました、と言いたいところですが、忘れました。厳密には忘れたのではなく、時間もなくなってしまったので、しれっとスルーをしました(笑)。

    今回はこれで以上となります。