2020年8月23日のレッスンレポート

2020年8月25日現在
日時2020年8月23日(日)
場所小倉テニスコートC面
参加者セッション(i) 17:30 -18:30 4名
セッション(ii) 18:30 -19:30 4名

レッスン内容(時系列)↓↓

#1 ウォームアップ

#2 ストローク練習

#3 学習発表会の流れの確認

#4 ボール投げの練習

#5 ゲーム練習

#6 クロージング



稲城本校が掲げるコロナ対策を徹底しながら6月7日より暫定的に開校して進んでおります。では早速各項目に入っていきましょう。

#1ウォームアップ

Warm-upはとても大切であると考えています。生徒の気持ちをリラックスさせること、次に来るストローク基礎練習に向けてモチベーションや心拍数を上げること、などを重視しております。ある親御さんが開始前に、ネット越しにボールを投げて「One Bounce」でキャッチする練習をお子様とやっていたのですが、このボールキャッチは今のSECGの生徒達にとって、とても理に適うと感じたので、本日のWarm-upの一番最初のメニューに取り入れさせていただきました。

ボールがネット越しで飛んで来てから、「One Bounce」して、その後ボールが頂点に達し、少し落ち始めたくらいのタイミングでボールを捉えることが一般的に良いとされています。現在4人の生徒はその感覚・タイミングを掴むために練習を続けていますが、小学生のお兄ちゃん達を含めて、いまいちその感覚がまだ掴めていないように感じます。従い、このネット越しで正しいタイミングでボールをキャッチする練習を暫く続けてみようと思っています。


何度もお伝えしてきていると思いますが、スポーツというものはフットワークが物凄く重要で、テニスは特にフットワークへの要求が高いスポーツであります。ラダートレーニングはフットワークを鍛えるのに大変最適です。ステップに関しては、徐々に難易度を上げていき、最後には子供たちにステップを考案して楽しんでもらいます。「考案をする=発明をする」の英語訳として、「invent」を使ってみました。かの発明家エジソンは、「Inventor Edison」となるわけですね!子供は自分が「発明家だね!」なんて褒められたらとても嬉しくなるのだと思います。実際にある未就学児の女の子は2つもステップを考案しましたが、目を輝かせておりました。

ここ数回のレッスンではこのWarm-upが終わるまでの10分間くらいは、基本的にAll in Englishでファシリテートをしております。今は子供たちが毎週同じ英語を耳に入れて、リスニング力を付けてきていることと信じますが、徐々に子供たちからも英語での発話が増えてくるにはどうすれば良いかを常に考えて指導に当たっていきます。その答えの一つとして、下記写真のように、Mr.K先生は耳をダンボにしてしつこく子供たちの視界に登場するようにしております。笑


#2 ストロークの練習
今回もいつも通りに、未就学児と小学生に分けて、球出しにてストローク基礎練習(10分×2)を行いました。今回の生徒達のパフォーマンスはいつもと比較すると芳しくなかったと感じました。ただ、それは大した問題ではないと考えます。それはきっと前回のレッスンが8月1日の3週間前ということでしたので、少し感覚を鈍らせてしまったのだと思います。

私も振り返れば、高校のテスト期間の度に部活動が一時休止になり、1週間ほどボールを打てないことになるのですが、テスト後の初日はどうしても違和感があったという事を思い出しました。大学に入って、5年間テニスコーチのアルバイトをしていたのですが、ある夏休み時には、アジアに1か月ほどバックパッカーに行きました。戻ってきてから初めてテニスをした時のあの違和感を今でも覚えております。自分の得意なグリップで握ってもどうもしっくり来ないといった感覚を味合ったわけです。従い、来週から避暑・避虫のため、2週に渡って室内体育館に戻ってレッスンをしますが、改めて球数を沢山こなすことをしながら、この基礎練習を丁寧に続けていきます。

#3 学習発表会の流れの確認
9月19日(土)に学習成果発表会を執り行うことを予定しております。私は日々のレッスンの質を上げることが何にも増して大切で、そういったレッスンでの学習効果を最大限上げるための一つの工夫として、ご家庭での予習や復習、子供への動機づけなども同様に大切であると考えますが、もう一つ加えるとすると、定点・定期的に学習成果の発表機会を設けることも大変重要だと思っております。

子供自身に適度なプレッシャーを感じてもらいながらも発表会というフォーマルの場で、少しストレッチの効いた挑戦をさせる。発表会に向けた過程とその本番の中で、生徒自身が自分の上達を体感・確認することが出来るのであれば、今後の取り組みに対して、それに勝る動機づけは他には無いのではないでしょうか。9月の学習発表会(Performance Day)は若干英語偏重ではありますが、子供たちと一緒に確認し、みんなが納得をしたプログラムです。是非、頑張っていきましょう。

#4 ボール投げの練習
ボール投げの動作はテニスの基幹技術であるサーブに相通じるものがあるという理由で、当スクールではこのボール投げを重視して練習を続けてきております。先のストロークの基礎練習ではパフォーマンスが芳しくないと感じたのですが、このボール投げについては、逆に各人に上達が見られていると感じました。正しいフォームにて、徐々に飛距離が出てくるようになってきました。この点は十分に評価してあげたいと思います。最後は的当てゲームをして盛り上がりました。

#5 ゲーム練習

残り30分あったので、親御さんにもご協力いただき、半面で仕切って、2面展開でゲーム練習に充てることにしました。待機している子供たちは学習成果発表会のオオトリの演目である「Paprika」の振り付け(英語ではchoreography)をYoutubeを参考に画面越しに練習しました。

これまでゲーム練習では、「テニスは4点を先に取った方が勝ち」ということを割としつこく伝えてきました。対人競技のスポーツは基本的には勝ち負けが存在し、その「道理」や「シビアさ」を学齢が早い段階の生徒であっても理解することに損はないと考えています。その際には、「1対0」や「2対1」などと、生徒自身が自分で数えることを指導してきました。小学生のお兄ちゃん達にはこのスコアリングを英語で「One to Two」や「Two to One」などにて数えるように指導してきました。今回は黒板を使って、テニスは「15→30→40→Game」となるということを初めて教えてみました。今後は、小学生はこのオーセンティックな数え方にシフトし、未就学児は様子を見ながら混乱をさせないように徐々にシフトしていければと考えています。テニスの細かいルールについては、例えばこの参考URLなどをご覧いただければと存じます。

#6 クロージング
虫が電灯につられて異常発生をしており、落ち着いてクロージングを出来る状態ではなかったので、今回はサラリと終えました。笑

今回はこれで以上です。
Mr. K