日時 | 2020年11月22日(日)・23(月) |
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場所 | 熱海自然郷(オムニコート) |
参加者 | 両日とも4名 |

稲城本校が掲げるコロナ対策を徹底しながら6月7日より暫定的に開校して進んでおります。では早速各項目に入っていきましょう。
#1 はじめに

八王子市内のコートが順調に取れなかったことから、親御さんにもご相談をし、この3連休を使って、ひっそりと合宿を行うことしましたが、2日間とも大自然の中で、「3つの密」を回避しながら、練習に勤しむことができました。子供たちもいつも以上に笑顔に溢れ、親御さんに至ってもいつも以上にコーチングの声に熱がこもっておりました。そして無事何事もなく、各家庭帰宅することができました。従い、結果論ではありますが、この度思い切ってこういった企画をして良かったと考えています。
#2 レッスン内容について

少し派生しますが、自身の息子に「今回の合宿で一番印象に残った指導は?」と伺ったところ、ある親御さんが「バックハンドや、スマッシュ・ボレーを物凄く褒めてくれて嬉しかった!」と返してきました。子供はやはり「褒めて伸ばす」、或いはそこまで断言せずとも、「褒められたら素直に嬉しいと感じる」のだと思います。当スクールの最も大切にする指導時の心構えとして、これまで何度か紹介しておりますが、ロシアの心理学者のヴィゴツキーが提唱した「発達の最近接流域」であります。それを指導者として子供に効果的に働きかけていくために、指導者としてはアメリカの心理学者ローゼンタールが提唱した「ピグマリオン効果」のもとに、目の前の生徒を信じ、そして期待し、ポジティブに寄り添い続けることが大切です。現在の当スクールはその雰囲気が十分に醸成されており、これ以上にない指導環境になっていると自負します。
#3 二歳児の指導を試みようとして

当スクールの生徒に二歳児のご兄弟姉妹が2人いることから、今回30分くらいの時間ではありましたが、初めて指導を試みてみようと考えました。結果は動画にも纏めてみましたが、【苦戦50%】vs【もしかしたら少し継続するといけるかも50%】という感じでした。動画を振り返っている中で、下記のようなヒントを見つけました。
2つ目の観点は冗談ではなく、既存の生徒の学習効果定着にとって、とても有効的だと感じました。「主体的 vs 受身的」や、「出来ること vs 教えること(は違う)」の月並みな対比キーワードがございますが、5~9歳の生徒がこれまでレッスンを受身的に受講してきているの対し、二歳児の指導(ケア)を任せれれば、主体的に指導(ケア)をするようになります。そこで、「出来ることと教えることは違う」なんて、幼心なりにも悟るかもしれません。今後の練習でも二歳児のご兄弟姉妹が見学をされた場合には、積極的に既存の生徒を指導者役に当てていく所存です。
#4 最後に

今回もう一つ良かったことは、親御さんともテニスをする時間をそれなりに十分持てたことです。スポーツの中でもその習得が困難とされているテニスに関して、それがどれくらい難易度が高いのかを親御さん自身も知っておいて損はないと存じますが、それ以上に、親御さん自身がこのスクールに子供と一緒に通って来てくれることに楽しみを感じて欲しいと願っております。つまりは、親御さんにもテニスに「はまって」いただき、テニスを通じて、より健康的でより豊か人生を「Enjoy」してもらえたらと願っています!

上記写真が物語っているように、基本的には「子供は子供の中で育っていく」ものだと思います。このスクールに来ることの意味を我が子の指導にだけ求めてしまうと、その「我が子」の進度が芳しくないと感じた際に、親御さんとしてはストレスを感じてしまいますよね。親御さんも子供に負けないくらい楽しんでいけば良いのだと思います!
今回はこれで以上です。
Mr. K