2020年7月5日のレッスンレポート

2020年7月5日現在
日時2020年7月5日(日)
場所松木公園屋外テニスコートJ面
参加者セッション(i) 10:00 -11:00 4名
セッション(ii) 11:00 -12:00 4名

レッスン内容(時系列)↓↓

#1 ウォームアップ

#2 ストローク練習

#3 ボール運びのゲーム

#4 ラリーの練習

#5 ボール投げ・サーブの練習(ゲーム感覚で)

#6 ボレーの練習

#7 試合練習

#8 クロージング



#1ウォームアップ
稲城本校が掲げるコロナ対策を徹底しながら6月7日より暫定的に開校して進んでおります


Warm-Upとしては、Kirby/Pikachu-Throwing(ボール投げ)を行いました。横向きの動作でボール投げることは、ストロークの基幹動作に繋がります。親御さんにもサポートいただきました。お兄ちゃんたちはラケット上でボールを移動させあうBall-Transferを行いました。その後、ラケット面上でボールを突くBall-tapを行いました。このWarm-Up三種は、お決まりの【三種の神器】となっておりますね。

#2 ストロークの練習
未就学児とお兄ちゃん達グループに分けて、難易度に配慮をしながら、球出しにてストロークの練習をしました。今日は雨が振ったり止んだりで、湿度も非常に高かったので、スポンジボールも良い感じで湿気を帯びてました。風も無風でしたので、未就学児はスポンジボールを使って沢山球出しをしましたね。お兄ちゃんたちは、前回少し触れましたが、2人一組にて、八の字グルグルに挑戦しました。この八の字グルグルは実はとても理に適っているフットワークとなります。ボールの後ろからステップインをする形でボールをヒットし、次のボールに対してもやはり少し大回りでボールとの距離感を測って近づき、やはりステップインをする形でボールを捉えます。下記写真のように今日はフットワークを丁寧に(しつこく笑)確認しました。

八の字グルグルの 参考URLも貼っておきますね。

#3 ボール運びのゲーム

ここ最近2回連続でやっているボール運びゲームを、今回は【Team未就学児 vs Team小学生】で行ってみました。今回工夫をした点(スパイス)としては、1、道中にCone(円錐マーカー)を配置して、Zig-Zagに越えていくよう設計しました。目線をラケットだけに当てておくと、上手くConeをZig-Zagできないのですが、未就学児も含めて、この点は割とすんなりとこなしており、感心しました。2つ目のスパイスとして、ネット越しに配置されたBasketの中にボールを入れる形にしました。ネットを超す際にラケットの高さを少し上げる必要があるのですが、その際にボールを落としてしまう生徒もいました。そういったことから新たな学びを生徒自身が感じ取ってくれると良いと思っています。さて、気になる結果は、両チームとも同点、ということにしました!

#4 ラリーの練習

雨がやや強めに降ってきましたので、テニスをやりたい子は継続し、そうでない子は休憩にしました。親御さんにもご協力いただき、ラリーの台になってもらって、子供たちがローテーションをするという形を取りました。今回初めて導入した英語表現は、所謂日本語でいう「よろしくお願いします。」を「Thank you in advance.」として紹介しました。なぜこの表現を充てたのか等、この内容の深堀については、レッスンレポート後半にてブログ風に纏めさせていただきます。最初は2人の生徒がテニスをしたいと言っておりましたが、気付いたら全員が自発的にテニスをしていました。子供とは、「同じ目的を有する同世代の姿から動機付けられる」、これは至極一般的なこととして言われていますが、実際にスクールの現場でこういった現象を良く目の当たりすると、指導者側・親御さん側として思わずほくそ笑んでしまいますね。子供は子供の環境の中で、自然と、そしてある程度、育つものなんだと思います。

#5 ボール投げ・サーブの練習(ゲーム感覚で)

ゲーム感覚にて、未就学児はボール投げを、お兄ちゃんたちはサーブを、ネット越しに入れる練習を行いました。途中から未就学児もラケットを持ってサーブの練習をしました。サーブは次の3点から、難易度が実に高い技術と感じております。1、普段日常生活をする上で全く使わない空間を使うからです。なので、空振りをしてしまっても全く以て仕方ないと考えています。2、Toss(利き手と反対の手のひらで真上に投げるという動作)も実はとても難しいです。3、極めつけに、当スクールでは中・長期的な発展性を考え、未就学児であっても、Chop Grip(所謂コンチネンタルグリップ)で握るように指導しております。となると、ラケットがボールに当たる前に、小指から振り上げた手を内側に回旋させてフラットに押し出す必要があります。専門用語ではPronationと言います。TossとPronationを丁寧に練習していきます。

余談ですが、私が大学時代アルバイトをしていたテニススクールでは、筋力的に非力な未就学児はおろか、小学生低学年くらいまでの生徒に対しては、コンチネンタルグリップで握ってPronationを利かせる、といったこの種のAuthenticなサーブを取得させることには拘泥せず、所謂おばちゃんサーブ(※失礼な言い方予めお詫びします)と言われる厚めにラケットを握る方法でも可としていました。このような方針を掲げているテニススクールも多いかと思いますが、当スクールではひとまず中・長期の発展性を見て、Authenticな方法にて指導を続けてみようと考えています。Pronationの 参考URLも貼っておきますね。

#6 ボレーの練習

6・7月のカリキュラムの一つにボレーがあります。このボレーはサーブに続いて、難易度が非常に高いと感じております。その理由は先週のレッスンレポートでも説明をしましたが、再掲すると、普段全く使わないテニス特有の身体(腕)の動かし方で、ラケットヘッドを上にセットして捉えるというところに、普段のストロークと違って、遠心力や惰性(慣性)の力を利用できないことから、筋力的に非力な未就学児や小学生には更に難しく感じられる訳です。そうは言っても、早くから慣れておくことに越したことはないと感じ、現在はあまり真剣に指導するというよりかは、ゲーム感覚で導入をしております。今日もよくボールに喰らいつきました!

#7 試合練習
残り15分となりましたので、試合練習として、再び親御さんに台になっていただき、子供たちがローテーションをしました。テニスは4ポイント先取というルールがあることを押さえ、近い将来、子供自身が正しくカウント出来るように、指導をしていきたいと思っています。

#8 クロージング
今日はどんなレッスンをしたかを、子供に確認する形で一緒に振り返りました。 その後は7月より新たに導入したDo Re Mi Songに合わせて「さようなら」を言いました。

<おまけ~「よろしくお願いします」を敢えて訳すなら「Thank you in advance.」~>
文中でもありましたが、今回初めて「よろしくお願いします」という表現を、レッスン中に子供たちに使ってもらいたいと思ったため、「Thank you in advance.」を紹介しました。そもそも英語という言語の中には、特にアメリカでは、この「よろしくお願いします」に該当する表現がない、という風に私は考えています。その理由の一つは、 2020年3月15日のレッスンレポート内でも触れていますが、アメリカ社会が「Give &Take」という原則に基づいているからで、子どもの世界であってもそれは基本的に同じです。つまり、何か良いサービスをしてもらったことに対して、「Thank you.」とお礼を言ったり、それ相応の対価を払う構図なのです。従い、日本の「よろしくお願いします」のような、これから施されるであろう未来のサービスに対して、ひとまず先に「ありがとう」を言っておく、といった考え方は少し不自然に捉えられる訳です。

開校してこれまで自身が生徒に教える上では、その都度「よろしくお願いします」と言わせることに、「恩着せがましい」ニュアンスを感じ、積極的に取り上げてきませんでしたが、最近は保護者の皆さんが球出しをしていただいたり、試合の台になってくれる現状を踏まえると、子供たちにはそれを当たり前と思って欲しくなく、所謂「よろしくお願いします」の精神と感謝を持って、享受して欲しいと感じるようになりましたので、本日この表現を紹介しました。引き続き今の日本社会(小中高の学校段階も含めて)で円滑に物事を進めていくためには、この「よろしくお願いします」の謙虚な精神を持つことは必要だと感じていますが、私は次の2点が改善されれば、この「よろしくお願いします」は、「もったいない」に続く第二のグローバル共通語になる可能性を秘めていると感じております。

  • (1)年少者が年長者に対して「よろしくお願いします」を言う構図が主流となっていますが、その逆のベクトルでの使い方も大いにあって良い。
  • (2)「よろしくお願いします」といった際に、ただ漠然と使うのではなく、どういったサービス・指導を受けたいかを明確にして伝え、そう発言したからには、そのサービス・指導を真剣に享受し、その後評価を行う。

    この2点を達成できたとき、日本は所謂グローバルスタンダードに近づけるのだと信じています。

    今回はこれで以上です。
    Mr. K